コカ・コーラは、デジタル変革を加速させるために、マイクロソフトとの戦略的パートナーシップを拡大すると発表しました。この5年間の契約は11億ドル規模で、2020年に締結された2億5千万ドルのパートナーシップを大幅に上回ります。
目次
AIとクラウドを活用した新たな取り組み
今回のパートナーシップ強化により、コカ・コーラはマイクロソフトのAIとクラウドソリューションを活用して、以下の新たな取り組みを進めていきます。
- 生成型AIを活用したデジタルアシスタントの導入: 顧客対応スタッフをサポートしたり、業務を効率化したりするデジタルアシスタントを開発・導入します。
- 新しいテクノロジーソリューションの共同開発: 両社が協力して、生成型AIの新たな活用事例を生み出すためのテクノロジーソリューションを開発します。
- Azureへのアプリケーション移行の加速: コカ・コーラのすべてのアプリケーションをAzureに移行し、クラウドインフラをさらに強化します。
デジタルファースト企業への進化
今回の契約は、コカ・コーラとマイクロソフトのパートナーシップ戦略の成功の上に成り立っており、継続的なデジタル変革へのコミットメントを示すものです」と、コカ・コーラの社長兼最高財務責任者であるジョン・マーフィー氏は述べています。
「マイクロソフトとの拡大パートナーシップは、コカ・コーラが新興テクノロジーを活用したデジタルファースト企業を目指すうえで、重要な次のステップとなります。マイクロソフトの持つ能力は、AI導入を加速させ、企業価値の向上に貢献してくれます」と、コカ・コーラのグローバル最高情報責任者であるニラジ・トルマー氏は述べています。
まとめ
コカ・コーラは、AIを積極的に活用する企業の先駆けとして知られています。同社は、ChatGPT開発元のOpenAIの最初の法人顧客にもなり、昨年9月には生成型AIを活用してまったく新しいフレーバー「Y3000」を開発・発売しています。
今回のマイクロソフトとのパートナーシップ強化は、コカ・コーラのデジタル変革をさらに加速させ、AIを活用した新たなイノベーションを生み出すことが期待されます。
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