みなさん、「ウミガメのスープ」をご存じでしょうか?「男がウミガメのスープを飲んだ後自殺してしまった、なぜか?」みたいに「知るかボケ!」って状況が与えられて、YesかNoで答えられる質問を繰り返して真相を当ててゆくアレです。
暇つぶしにはもってこいの遊びですが、残念ながら出題者と回答者の最低二人いないとできません。機械は質問文を解釈できないので当然スマホアプリもありません……。ん?
言葉のわかるChatGPT先生ならやってくれるのでは?
そう思った筆者はプロンプトをあれこれ与えて、どうにかChatGPTを使って一人でウミガメのスープを遊べないか試してみました。その時間もっとマシなことに使えなかったのか
なお、ウミガメのスープについて詳しく知りたい方は、こちら(https://shosetsu-maru.com/recommended/umigame)などのサイトをご覧ください!
その結果ウミガメのスープ専用に訓練されたChatGPT先生はどこまで有能なのか、以下で検証していきたいと思います。
問題の作成
プロンプト(ChatGPTに出す指示文)を与えると、勝手に問題を作ってくれました。何を学習ソースにしているんでしょうか。
問題を出すだけならだれでもできる、と思いがちですが、自動で大量に問題を生成してくれるので、一人で遊ぶには困らなさそうですね。
さぁ、それでは実際に質問に対して受け答えができるのか、試してみましょう。
質問への受け答え
まずは簡単な会話をしてみましょう。
何ともそっけない返事ですが、クイズと関係ない会話は受け付けないように制御されているようです。ウミガメのスープは、「はい」または「いいえ」で答えられる質問をするのが鉄則。そうでない質問はちゃんとこんな感じで跳ね返され、クイズに関係ない質問も跳ねつけています。
それでは、肝心のクイズの答えについての質問をしてみましょう。
この問題は男が過去に飲んだスープに関係する有名な問題ですが、核心をついた質問をすると、「はい」または「いいえ」で答えてくれます。
どうやら、ちゃんと質問の内容を理解して受け答えしてくれているようですね。
回答の採点
質問はできても、答えがあっているかどうかわからないと面白くないですよね。
それでは、ChatGPT先生に答えを投げたらどうなるでしょうか。
ちゃんと採点できている?かどうかは議論の余地がありそうですが、答えを解釈して点数とその理由も述べてくれています。そして、答えが核心に近いほど高い点数をつけてくれているようです。
まとめ
まだまだ改善の余地はありますが、問題を作って質問に正しく答えて、回答を採点するという一連の流れはできていそうでした。電車の中などで暇つぶしに一人でウミガメのスープを遊べる時代が来そうな予感がします!
プロンプトの中身についてはまた次回、記事にしていきたいと思います。乞うご期待!
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