最新海外AIニュースをピックアップ

AI業界は今、活況を見せています。今回は、そんなAI業界の最新ニュースから技術の進歩と課題までをいくつかピックアップしてみたいと思います。

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Appleが開発者向けに無料AIトレーニングプログラムを提供

Appleは、自社のデベロッパーアカデミーの学生とメンターに対して、無料のAIトレーニングプログラムを提供することを発表しました。これは、次世代の開発者がAIを取り入れたアプリ開発に取り組めるよう後押しするための施策です。AIの基礎知識やAIモデルの構築・訓練方法などを学ぶことができ、今後AI開発がさらに盛んになることが予想されます

ニューヨーク市警察のAI銃撃検出システム、精度に疑問

一方、AIの活用には懸念すべき点も浮き彫りになってきています。ニューヨーク市監査局は、NYPDが現在使用しているAI銃撃検出システムについて、そのパフォーマンスを完全には評価せずに2200万ドルもの契約を更新すべきではないとの報告書を提出しました。

このシステムは、音響による銃撃検出・位置特定を行うものですが、報告書によると、実際の発砲事件と確認されたのはわずか13%だったとしています。また、誤報も多く、警官の対応時間の短縮効果も過大評価されていたようです。AIの活用は便利ですが、精度や信頼性に関する検証がしっかりなされていないと、かえって混乱を招くおそれがあることを示しています。

規制対応を自動化するAIスタートアップが資金調達

AIの活用は、新たなビジネスチャンスを生み出しています。ニューヨークに拠点を置くNorm Aiは、規制をAI搭載のコンプライアンスエージェントに変換するプラットフォームを開発しており、先日シリーズAラウンドで2700万ドルの資金調達に成功しました。このプラットフォームは、規制や企業ポリシーをAIが理解できるコードに変換し、コンプライアンスチームの業務を自動化・効率化させることを目指しています。

AWS、公共部門のAI活用を支援するために5000万ドルを投資

AWSは、政府機関や公共団体が同社のジェネレーティブAIサービスを活用できるように、クラウドクレジットと高度なAIインフラストラクチャを提供する2年間の新しいイニシアチブである「Public Sector Generative AI Impact Initiative」を発表しました。ユーザーは、基盤モデルの開発に特化した完全管理型サービスであるBedrockや、機械学習開発プラットフォームであるSageMakerなどのAWSサービスにアクセスできます。

まとめ

AI技術は日々進化し、私たちの生活に様々な影響を与えています。しかし、倫理的な問題や技術的な課題も依然として存在します。AIが真に未来を変えるためには、技術革新と倫理観の両立が不可欠です。

今後も、AI業界の動向から目が離せません。

引用元:https://aibusiness.com/verticals/most-read-apple-s-free-ai-training-program-nypd-ai-gunfire-detector-under-fire

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