人工知能の時代へ!Appleが開発者養成プログラムでAI教育を無償提供開始

IT大手Appleは、自社の開発者養成プログラム「Apple Developer Academy」において、人工知能(AI)に関する無料の教育プログラムの提供を開始することを発表しました。次世代の開発者にAIの知識と技術を身に付けてもらうことを目的としています。

Apple Developer Academyは、2013年から開始されたプログラムで、iPhone、iPad、Mac向けのアプリの開発に必要なコーディングやデザインを無料で学ぶことができます。今回、このプログラムにAIの基礎知識やAIモデルの構築・トレーニング方法を学ぶカリキュラムが追加されることになりました。

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AI教育プログラムの概要:CoreML開発にもフォーカス

さらに、Appleは自社製のAI/機械学習フレームワーク「CoreML」を活用したアプリケーション開発についてもコースを提供します。CoreMLは、Appleデバイス上で動作するAIアプリケーション開発を可能にするツールです。

プログラムの受講生は、プロジェクト形式の課題に取り組み、AIに精通したメンターからのサポートを受けることができます。また、最新のコーディング支援機能を備えた統合開発環境「Xcode 16」などの開発ツールも利用可能となります。

幅広い人材が対象:12,000人の卒業生も対象に

今回のAI教育プログラムは、Apple Developer Academyの卒業生12,000人以上も対象となっており、幅広い人材がAIを学ぶ機会を得られることになります。コースは今年の秋から開始予定で、アメリカ、ブラジル、韓国、インドネシアの学生が受講できます。

Appleの取り組み:次世代の開発者育成とAI技術の普及

「Appleは、コーディングを普遍的な言語と考えています。そして、世界中の開発者、クリエイター、起業家に、素晴らしい体験を生み出すためのツールとテクノロジーを提供することで、彼らを支援したいと考えています。AIをはじめとする新しいテクノロジーをカリキュラムに加えることで、学生たちがコミュニティや世界に向けて何を作り出すのか、非常に楽しみです。」と、Appleのワールドワイドデベロッパーリレーションズ担当バイスプレジデント、スーザン・プレスコット氏は述べています。

Apple Developer AcademyのAI教育プログラム拡充と同時に、Appleは、CoreMLを活用した20種類の新しいAIモデルをオープンソース化することも発表しました。これらのモデルは、iPhoneなどのデバイス上でAIを活用した作業を効率化させることを目的としています。

AIの重要性は今後ますます高まっていくことが予想されます。Appleの今回の取り組みは、次世代の開発者がAIの知識を身に付け、革新的なソリューションを生み出す土壌を育てるのに大きく貢献するでしょう。

まとめ

Apple Developer AcademyのAI教育プログラムは、次世代の開発者にAIの知識と技術を身に付けさせるだけでなく、AI技術の進化にも大きく貢献することが期待されます。プログラムを通じて、AIを活用した革新的なアプリケーションやサービスが開発されることが期待されます。

今後、AppleがどのようなAI教育プログラムを提供していくのか、注目が集まります。

引用元:https://aibusiness.com/ml/apple-offers-free-ai-training-for-developer-academy-students

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