SAPとAWSは、企業のAI活用を後押しするクラウドソリューションを提供するため、提携を発表しました。
今回の提携により、AWSのAIプラットフォーム「Bedrock」が、SAPのインフラサービス「AI Core」を通じて利用できるようになります。
これにより、SAPを利用する企業は、自社データを使ってAIアプリケーションを開発し、業務効率化やサステナビリティ向上を実現することが容易になります。
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SAPがAWSのAI専用チップを採用
また、SAPは自社のクラウドサービス「HANA Cloud」で、AWSが開発した高性能チップ「Graviton4」を採用することも発表しました。
さらに、AI専用のハードウェアである「Trainium」や「Inferentia」も利用可能となり、AI開発にかかる時間を大幅に短縮することができるとしています。
SAPは、AWSのAI専用チップを利用することで、従来23日間かかっていた大規模言語モデルの学習を2日で完了できたとしています。
SAPクラウドスイート「RISE」でAI活用シナリオを提供
今回の提携では、SAPのクラウドスイート「RISE」上で、様々なAI活用シナリオも提供される予定です。
例えば、アマゾンの衛星ブロードバンドネットワーク「Project Kuiper」は、RISEを活用して、サプライチェーンや製造プロセスを最適化する計画です。
まとめ
今回のSAPとAWSの提携は、AIを活用したビジネス改革を目指す企業にとって追い風となるでしょう。
今後、両社の連携により、AI技術が様々な業界へと浸透していくことが期待されます。
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