OpenAIが、2021年に解散したロボット開発チームを復活させることが明らかになりました。
新たなロボットチームは多機能AIモデル開発に注力
求人情報によると、OpenAIは「パートナーのロボットに新たな機能をもたらす多機能大規模言語モデルの開発」を行うロボットチームのメンバーを募集しています。
OpenAIは、2020年に生成系AIのGPT-3をリリースしたことをきっかけに、ロボット研究チームを解散し、初期段階の生成系AI研究に注力していました。
以前のロボット研究では、物体操作ができるロボットハンド「Dactyl」を開発し、ルービックキューブを解くことにも成功しました。
また、ロボットが観察を通してタスクを習得する方法も研究していました。シミュレーション環境で人間がロボットにタスクを指示し、実世界へ展開する「ワンショット・イミテーション・ラーニング」という手法です。
OpenAI、ロボットチーム復活を公式発表していないが求人情報では応募者は「チーム初期メンバーの一人」
OpenAIは、ロボットチームの復活を公式発表していませんが、求人情報では応募者は「チーム初期メンバーの一人」になると記載されています。
OpenAIは、ロボットチームについて「ロボット業界のパートナーと協力し、最先端のロボットアプリケーションを実現するモデルの開発に注力している」と述べています。
ロボットチームはサンフランシスコに拠点を置き、OpenAIは新規採用者への移転支援も行います。
OpenAIは、ロボットエンジニアを採用し、エンドツーエンドのマシンラーニングの問題をデバッグする予定です。
また、ロボット工学に関連する自社の「コアモデル」に適用される機械学習アーキテクチャの開発も求めています。
まとめ
今回のロボットチーム復活は、OpenAIがAIとロボット工学の融合に再び注力していることを示唆しています。今後、外部パートナーとの協業によって、革新的なロボット機能が開発されることが期待されます。
引用元:https://aibusiness.com/verticals/openai-revives-robotics-projects-following-2021-shutdown
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