ハリウッドレジェンドがAI朗読で蘇る! ElevenLabsのReaderアプリが賛否両論

AI音声クローン技術のスタートアップElevenLabsが、故ジュディ・ガーランドやジェームズ・ディーンの声を使ってオーディオブックやコンテンツのナレーションを提供する計画を進めているようです。ElevenLabsが開発したReaderアプリを使えば、お好きなテキストをAIが読み上げてくれるのですが、今回、そこに追加されるのがハリウッドスターたちの声というわけですね。

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活字離れ解消? 英語学習にも効果的?

活字離れが叫ばれる昨今では、好きな俳優の声でオーディオブックを聴けるというのは、朗読文化を広めるきっかけになるかもしれません。特に、英語学習者にとっては、憧れのスターの自然な英語に触れることができるのは大きなメリットではないでしょうか。記事にあるように、ジュディ・ガーランドがオズの魔法使いの本を読んでくれたら、それはファンにとってたまらない体験になるでしょう。

倫理的な問題も浮き彫りに

しかし、AIによる故人の声の複製には倫理的な問題もつきまといます。記事では、ジェームズ・ディーンの例が挙げられていますが、本人の意思確認ができない人物になりかわってコンテンツを作成することは、故人のイメージを損なうおそれがあるからです。実際、コメディアンのジョージ・カーリンやラッパーのドレイクのように、AI生成された声の使用をめぐって訴訟問題が起きています。
ElevenLabsは今回の件でも、フェイク音声を使ったバイデン大統領からの電話で物議を醸しました。同社は俳優の遺産を尊重していると主張していますが、技術の発展と倫理観のバランスをとる難しさを改めて感じます。

まとめ

今回のElevenLabsのReaderアプリの事例は、AI技術がエンターテインメント業界に与える影響を浮き彫りにしています。テクノロジーの進化に法律や倫理が追いつけるのか、今後も見守っていく必要がありそうです。

引用元:https://aibusiness.com/nlp/hollywood-greats-return-as-ai-narrators-in-audiobook-app

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